店長とアルバイト店員の一目惚れの恋で本命彼女との二股の危機!?

出会ったのは2014年6月、だんだん蒸し暑くなってきた初夏だったと思います。
私は小売店の店長をしておりまして、人員不足の店舗でせっせと働いていました。
そんな人員不足の店舗にアルバイトの応募してきたのが、彼女です。
彼女はりなちゃん(仮)としましょう。
面接に来たりなちゃんは、面接の内容に対して、すらすらと答えていきました。
そのしっかりとした性格に即採用を出しました。
今思えば、受け答えする声や笑顔、受け答えする頭の回転の早さに一目ぼれしていたのかもしれません。
入社したりなちゃんの教育を人員不足の兼ね合いから教育担当は私がすることになり、そこからりなちゃんと話す機会も多くなりました。
もちろん業務のことはキチンと指導するのですが、 合間合間にどんな子なのかが知りたくていろいろなことを聞くようになりました。
住んでいる所、年齢、趣味、これまでの経歴など、様々な事を話しました。
話す度にりなちゃんから目が離せなくなり、メールもするようになりました。
お互いメールをきらないタイプ(おやすみやお風呂でメールをおわらせない)で毎日メールをするようになりました。
たわいもない話から仕事の話までネタは尽きませんでした。
メールを続けて2か月がたったころです。
『彼氏と別れた』」のメールが届きました。
励ますのを口実にご飯の誘いをしました。
文面で表すと下心があったような感じでしょうか。
しかし、当時の自分はそのような下心はなく心配しかしていませんでした。
当時の自分はりなちゃんの事がすでに大好きになっており少しでも力になってあげたいと思うほうが強かったと思います。
ごはんに行き彼女を慰めました。
慰めると言ったら彼女が泣いているように感じますが、そのような事はなく、むしろすっきりしているような感じです。
お酒もすすみ、お互いの頬が赤くなった時にりなちゃんが
『店長の事が好きなんです』
と泣きながら告白をしてきました。
自分は『ありがとう』と彼女を慰めました。
二人きりの夜道を話し続けながらりなちゃんを家に送りました。
家に初めてあがり夢のような感覚でした。
現実ではありえないことが自分の中で起こっていました。
朝になるとすべてがなくなると思うと、1秒1秒が貴重な時間と思えてならなかったのです。
りなちゃんに手を出すことはできませんでした。
それだけはダメだと自分に言い聞かせました。
2人で途切れることのない会話をずっとしていました。
「If」の話が主だったと思います。
朝になりタイムリミットが迫ってきました。
『気持ちを伝えてしまったので、バイトをやめようと思います。』
彼女から放たれた言葉の意味を考えると非常に辛い決断だったと思います。
『わかった』と伝え家をあとにしました。
そこからりなちゃんとは会ってはいません。
一度メールが届いたぐらいです。
私は本音を今でも隠し日々働いています。
それと同時に、りなちゃんより大切に感じた彼女をより一層大事にしようと家を出たときに決意しました。
3年後の今年結婚します。